アジア憲法裁判所の理事会が開催

政治
l.naranzul@montsame.gov.mn
2023-06-09 08:27:54

65日、アジア憲法裁判所協会の理事会が開催された。理事会の冒頭、N.チンバト・モンゴル憲法裁判所長官兼協会会長が挨拶した。理事会では、D.バヤンビレグ・モンゴル憲法裁判所事務所長兼アジア協会事務局長が任務中である2021年~23年までのモンゴル憲法裁判所の活動報告を発表し「相互信頼、共同努力、共同結果」を目標に継続的かつ定期的注目されてきたと述べた。各国裁判所理事が同発表と各協会の活動計画、管理、研究、開発、人材育成を担当する事務局長の報告を聴取し、議論した。

 

 次に「憲法審査における人権保護」をテーマに、アジア憲法裁判所協会による国際アジア・シンポジウムが開催された。N.チンバト・モンゴル憲法裁判所長官兼アジア憲法裁判所協会会長は開会の挨拶に「自ら発案し構築した同協会をリードし、このように国際的の会合も実施してきたことがモンゴル憲法裁判所にとって歴史的期間でもあり、光栄である。我々には世界的及び地域的の多くの課題が直面したが、協力と相互理解により強化することができた」と述べた。

 また「過去30年間、世界各国の憲法審査機関の基本的人権を保護する権利が拡大され、管轄権による解決が拡大される傾向である。従い、国民が憲法裁判所や審査機関に頼る機会が多くなった。この社会では人権と自由保護における憲法裁判所及び審査機関の役割がさらに高まっている」と強調した。

 

 シンポジウムの部会議ではインドネシア、カザフスタン、キルギス、ミャンマー、ロシア、韓国、トルコ、タイ、パキスタンの憲法裁判所の代表らが憲法の保護、確保、促進における憲法裁判所の役割と機能について議論した。憲法審査の枠組で国民の基本的権利と自由を保護するため、法規制、その更なる改善等の喫緊な課題について10件以上の発表と議論を行った。