マスクの進化を「ゼロ・ウェイスト自己表現展」で鑑賞できる

社会
l.naranzul@montsame.gov.mn
2023-12-14 09:26:43

(ウランバートル市、2023年12月14日、国営モンツァメ通信社)プラスチック廃棄物を再利用し、3Dプリンターを用いて作ったユニークな作品の展示会が、12月10日にソヨンボ・タワーの展示ホールで開かれた。


同展で展示されたマスクは、食品グレードのプラスチック廃材を再利用し、3Dプリンターにより製造され、PM2.5のフィルターを備えたオーガニックの白いフェルトのエッジがあり、スカーフの代わるのに十分な暖かさがあるという。


同製品を開発したIMMOスタジオ社の創設者であるB.テルゲル社長は、物理的部分と非物理的部分を備えた国内初のハイブリッド型製品となったことを強調し、物理的な部分は、プラスチック廃材の再利用であり、アルゴリズム設計を利用したデザインである。一方、非物理的な部分とは、マスクの横にあるQRコードをスキャンすると、マスク毎の固有のバーチャル空間が鑑賞できると述べた。


将来的に、顧客が仮想資産を持つ上で役立つと考えている。この展示会では、プラスチック廃棄物をリサイクルし、美しい空間が体験できることを示す目的で開催した。今後は、利用者の意見に基づき、来年2月までにマスクを改良予定である」と説明した。


JICAモンゴル事務所は、持続可能な開発目標達成に貢献すべく「SDGsのためのモンゴル・オープン・イノベーションと協創-2023(MICS2023)」プログラム実施の枠で、同展示会と開発製品の生産を支援した。8月の同プログラム開始時に、モンゴルと日本の参加者から寄せられた142件のプロジェクト提案から優秀な10件が選ばれ、来年2月までのメンター支援を受ける。

JICAより最優秀賞を受賞した同「IMMOスタジオ」社と「Hyborgプロジェクト」の協同プロジェクトである『廃プラ3Dプリンティング』提案、「タブ・ソリューション」社提案の『ワンデー・ジョブ』プロジェクトが各200万円の支援を獲得した。

選抜された10チームが来年2月までメンター・プログラムを受け、同イベントでプロジェクトの成果と進捗状況を発表した。