「モンゴル縦文字競書大会-2023」授賞式

社会
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2024-01-11 16:59:33

(ウランバートル市、2024年1月11日、国営モンツァメ通信社)本日、国立アート・ギャラリーで「モンゴル縦文字競書大会-2023」第27回目の授賞式が開催された。


今回の競書大会に首都9区、20県及び外国から合計1650人の作品が展示された。全国各地から小学生から高齢者までが参加する同大会に、今年は最年少の参加者が2年生の児童、最年長の参加者が101歳の人が作品を提出した。

同大会の参加者はガラス、フェルト、革、竹などに刺繍や彫刻を施す等、様々な種類や形の作品を制作した。




大会開会式に、エルデネツォグト・ソドントゴス国営モンツァメ通信社社長が挨拶を行い「競書大会の最優秀作品を見れば、モンゴルの若者が自国の文化、刺繍、彫刻、そして多くの伝統的な形式や書道の素晴らしい遺産の発展に貢献していることがわかる。モンゴル語縦文字の学習と指導における進歩の一例は同大会の開催であると思う」と述べた。




モンゴル大統領及び首相が授賞式に出席し、授賞することが毎年恒例となった。今年はオフナー・フレルスフ大統領が開会式に参加し、最優秀社に授賞し、祝賀の挨拶を行った。挨拶で「1000年以上の起源と発展の歴史を持つモンゴル縦文字は、モンゴル民族の貴重な知的文化遺産であり、人類の文字文化の基金に対するモンゴル遊牧民の貴重な貢献である。同大会を27年目に主催する国営モンツァメ通信社の『フムーン・ビチグ』編集部一同に感謝をしたい。私たちモンゴル人の精神的な免疫力とモンゴル文化や縦文字が世界中に広がることを心よりお祈りする」と語った。


「モンゴル縦文字競書大会-2023」の「モンゴル族及びその他の外国人」種目における最優秀受賞者に日本在住の今関俊子氏と特別賞受賞者にモンゴル在住の嶌村証氏が選ばれ、最優秀受賞者の賞状を井川原賢在モンゴル日本国特命全権大使が代わりに受け取った。