大統領はモンゴルの全家庭が馬頭琴演奏ができるよう呼びかけた

社会
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2024-05-07 21:10:31

(ウランバートル市、2024年5月7日、国営モンツァメ通信社)5月7日、モンゴル大統領の後援の下、「馬頭琴」第1回全国フォーラムが政府庁舎で開始された。


同フォーラムで、「文化分野の発展政策・実施」、「馬頭琴と作曲家のつながり」、馬頭琴製作とそれに関する問題」、「馬頭琴の現状」をテーマに発表が行われる。


オフナー・フレルスフ大統領は、フォーラムの開会式で演説を行い、馬頭琴の普及という偉業の全面的な支持と協力を表明した。


「過去30年間以上にわたり、モンゴル政府は、国家政策レベルでの馬頭琴の発展に特別な注意を払ってきた。1992年に国家政策、国民の支持、国家元首の決定により、『ハーン・ホール(国家馬頭琴)』が製作され、政府決議により、馬頭琴交響楽団が設立された。また、2002年に馬頭琴を普及させるための大統領令が発令された。更に、2024年2月1日に、大統領は、馬頭琴を尊重し普及させるよう政府に指示し、発令した。同命令には、義務教育学校、国内外の文化機関での馬頭琴研修プログラムの実施、馬頭琴の生産への支援、モンゴルの各家庭で馬頭琴を演奏し、子孫に継承することなど、多くの重要な点が含まれている。


モンゴル政府は、同命令の枠内で関連決議および決定を発行し、その履行に取り組んでいる。


同フォーラムで、馬頭琴普及に関する課題である専門人材の育成と再教育、物的基盤の増加、教育プログラムの作成と実施、関連予算と資金調達など、多くの課題を議論し、提言を作成し、関係省庁に提出し、政策や活動に反映させることが重要である。


また、モンゴル国内だけでなく世界中での馬頭琴の普及に尽力し、教育と指導に才能と努力を捧げている皆さんが組織化され、『馬頭琴協会』を設立し、政府と国民の支持を得、全力で協力するよう呼びかける。


今後、『馬頭琴』全国フォーラムを4年ごとに開催し、政府機関、専門団体、芸術家、学者などを集め、成果と失敗を判断し、方針と目標を定め、活動を計画することが望ましい。モンゴル国家元首は、人類の無形文化遺産とモンゴル国民の誇りである馬頭琴を広め、国民の国家意識と文化の復興に貴重な貢献をし、世界におけるモンゴルの評判を高め、モンゴル人の伝統、文化、価値観を促進することに特別な功績を残した馬頭琴交響楽団に国家最高賞である『チンギス・ハーン』勲章を授与した」と述べた。