Ulaanbaatar
オユンエルデネ首相：科学分野を経済競争に参入させる
政治
6月5日、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相はロブサンツェレン・エンフアムガラン教育・科学大臣と科学分野の研究者及び学者と会談し、第13回定期朝礼会合を行った。
会合の冒頭、エンフアムガラン大臣は教育・科学分野を紹介した後、オユンエルデネ首相は「新復興戦略」に関する発表を行った。発表の冒頭、補正予算案に給与改革を含めたと強調し、公務員の計14等級の566号俸を6等級61号俸に引下げ、その格差を解消する。科学分野を経済競争に組み込み、地位を上級に引き上げるために協力し、支援すると述べた。
2021年時点、モンゴルでは71の高等教育機関が運営。これらの機関に5085人の研究者が従事し、うち26.5％の1349人が常勤の職員である。朝礼会合参加の科学部門代表らは、昨年、科学部門で477億トゥグルグの予算が承認され、その大半は昇給や一時退職金に関するものだったと首相に伝えた。また、研究、実験、業務への資金は過去5年間増加されず、1件の研究に当たる費用は1440万トゥグルグであり、研究開発の質と結果に悪影響を及ぼしていると述べた。さらに、国営企業が実施する実現可能性調査の入札に参加する際に入札法により制限される。国営企業と研究機関が連携する機会を与えるよう要望した。
