国民、総額7000億トゥグルグの融資を申請
経済
国内において、昨年5月の時点で2469人の国民が合計2567億トゥグルグの住宅ローンを受けていると6月7日に発表された。
この融資は通常通り行われているものの、地域社会の高い需要に完全に応えることはできない状況である。年初から国民は商業銀行に対して7000億トゥグルグの融資を申請していると建設・都市開発省が報告した。政府はこの資金のうち2700億トゥグルグを割り当て、残りの融資は返済される予定となっている。特に地方やゲル地区在住者の住宅購入申請が顕著である。住宅ローンの返済により年間3000〜4000億トゥグルグが生み出され、商業銀行からの2000億トゥグルグの融資が加わり、約6000億トゥグルグ規模の住宅ローン融資は、市場での住宅やアパートの価格上昇に悪影響を及ぼさない、最も最適な規模であると専門家らが推定している。融資は、最初の融資返済により住宅ローンが市場に供給され、次に融資が行われる仕組みとなっている。住宅ローンの融資は以前、モンゴル銀行(BoM)中心で行われていたが、7月1日からは建設・都市開発省に移管するため、モンゴル銀行、財務省、建設・都市開発省の代表者で構成される作業部会を形成し、取り組んでいると言う。
住宅ローンをまとめて証券化するモンゴル住宅抵当公社(MMC)によると、同社はこれまでに4000件以上の融資案件を取り扱い、銀行に対して2600億トゥグルグ相当の融資を提供してきたと言う。また、地方9県では地方住宅ローン保証が提供され、地方に住む人々が初めて住宅を購入する際の住宅ローン金利が6%から3%に引き下げられた。さらに、購入時には価格の12%をデポジットとして預ける必要があるが、政府がそのうちの30%を保証することが決まった。これは、地方在住者が前払い用の十分な貯蓄を持っていない場合を配慮した措置である。
モンゴル銀行から1992億トゥグルグ、商業銀行から575億トゥグルグの融資が住宅ローン向けに提供されており、うち66%が首都圏で、34%が地方で行われていると報告された。