各宗教の世界観は異なるが、人類幸福の祈願は同じ

政治
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2023-09-03 16:01:25

9月3日、教皇フランシスコはウランバートル市「フン」劇場でモンゴルにおける各宗教団体の代表者らと会談した。




D.チョイジャムツ・ガンダン・テクチェンリン寺院の僧が会談冒頭の演説で、「仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教といった世界主要な宗教は、それぞれ異なるが、世界と全人類の幸福を祈願することが同じであると確信している。21世紀、人類は知的発達の力により、情報と技術の高度なレベルに到達しているが、魂の内なる価値観である思いやり、道徳、寛容、許し、カルマを置き忘れる傾向にある。従い、伝統的な宗教の目標と活動は魂の内なる空間をこのような価値観で満たし、思いやりのある社会構造に貢献することである」と述べた。




会談の際、教皇フランシスコが、「人類は一点に所属される。つまり、モンゴルが、私たち巡礼者全員がこの地球上での旅の方向と道を見つけるために遠くを見なければならないことを思い出させてくれる。私たち皆、一つ屋根の下に集まったことこそが意味を表す。

様々な宗教的伝統は、その起源と独自の特徴を通じ、社会のために活動する。各国の指導者が対外的対話の際に多くの国民を悩ませる紛争の終結に決定的に貢献する。異なる宗教的伝統が共存していた偉大な古代の歴史を持つモンゴルは私たちに互いを知る機会を与えてくれた」と示した。




D.ァグドルジ・マンバ・ダツァン僧院の院長は、「宗教指導者による同会談は良い時代の兆しであると確信している。モンゴルは民主主義により発展している美しい国であるため、教皇フランシスコがモンゴルを訪問した。同訪問は、未来における全人類の平和、調和、幸福の象徴であり、私たちが信者として毎日祈る朗読とも結びついている。 従い、私たちは人類の平和と幸福に心を捧げる人々を助け、支援すべきである」と語った。