オフナー・フレルスフ大統領による新年の挨拶
政治
(ウランバートル市、2023年12月31日、国営モンツァメ通信社)
親愛なる国民の皆様
新年明けましておめでとうございます!
新年を迎えるこの日は各家庭をはじめ、国家が昨年の成功や成果を振り返り、来年は情熱、幸福、成功に満たされることを願い、家族や愛する人たちと共に新たな節目を祝う人類の祭典であります。
去る2023年は、地政学、自然、気候の面で人類にとって困難な時期ではありましたが、私たちモンゴル人は対外関係との協力拡大、経済の復活、食糧生産とグリーン開発の支援、歴史と文化を国際的に宣伝でき、歴史的な出来事に満ちた年となりました。
今年、国内経済は6.8%成長し、公式外貨準備高は45億米㌦に達し、インフレ率は16.9%~8.6%に低下し、予算収入は増加し、国家予算はパンデミック以来初めて黒字となりました。
また、モンゴルの外交政策と対外関係は拡大と強化により、歴史的な国賓訪問が成功裡に実施され、我が国の豊富な歴史、賞賛に値する文化を世界に宣伝できた歴史的な年になりました。
更に、今年、モンゴルは国連全加盟国の192ヶ国と外交関係を樹立する目標を達成でき、世界各国と友好関係を築きました。
同時に、初の国際刑事裁判所判事がモンゴル出身者に選出され、モンゴル国民がビザ不要で渡航できる国数及びモンゴルと他国を結ぶ直行便数が増加しました。
これらは、我が国の平和的且つ開かれた多本柱の独立した外交政策の真の結果であり、達成でもあります。
今年、モンゴルを訪問したアントニオ・グテーレス国連事務総長は「モンゴルは平和の象徴である」と評価したことに対し、フランシスコ・ローマ教皇は「モンゴルは知的文化の象徴である」と述べたのを、新年を迎えるこの瞬間に振り返ることが光栄です。
これは、私たちモンゴル人が古来より受け継いできた国家、歴史、文化、価値観、習慣に対する世界の敬意と受容の表明です。
従い、大モンゴルを守る私たちは、一心同体に団結され、互いに愛し合い、守り合い、支え合い、力を合わせ、共に努力すべきであり、モンゴルの独立、安全、発展の基盤は国民の情熱、希望、団結からなります。
いよいよ来る新年を家族や大切な方々と共に、楽しく迎える国民の皆様にとって、2024年は愛、成功及びインスピレーションに満ちた幸多き年となることをお祈り申し上げます。
また、年が変わる節目に、国境を守っている勇敢な国境戦士、世界平和のために国を代表し活動する平和維持軍、国民の健康を見守る医師、看護師、医療従事者及び国と国民の安全確保のために尽力されている兵士、警察、救急隊員の公務員の皆様に私モンゴル大統領が国民を代表し、感謝を申し上げます。
来る2024年、我が国の更なる発展と、世界中の人々が平和に暮らせますように!
新年明けましておめでとうございます。