フレルスフ大統領とミルジヨエフ大統領は公式会談を開催
政治
(ウランバートル市、2024年6月24日、国営モンツァメ通信社)6月24日に、フレルスフ大統領とミルジヨエフ大統領は、ウズベキスタンのククサロイ宮殿で公式会談を開催した。
同会談の冒頭、フレルスフ大統領は、モンゴル代表らをユーラシアの中心に位置する自然の美しいウズベキスタンに招待し、あたたかく歓迎したミルジヨエフ大統領およびウズベキスタンの政府、国民に心から感謝の意を表明した。
フレルスフ大統領は、両国国民の関係は何世紀にも遡り、遊牧文化、歴史、習慣など類似の価値観を有し、友好関係をもつ国々であることを強調した。また、ウズベキスタンとの友好関係を強化し、互恵的な貿易・経済協力を拡大したい意向を表した。
ミルジヨエフ大統領は、1992年のモンゴル・ウズベキスタン外交関係樹立以来32年ぶりに行われる初の同ハイレベル訪問は、モンゴルとウズベキスタンの友好関係強化と新たな経済的事業を含めた協力拡大に重要な推進力となると確信感を表明した。
両首脳は、過去30年間の成果を振り返り、今後30年間の協力の見通しと傾向を決定し、関係の新たな歴史的一章を共に開いたことに喜びを表した。
同訪問の枠内で、両国関係の法的環境強化に重要な推進力となる政府間および組織間の10件以上の条約と協定の締結を歓迎した。
双方は、今後、互恵的な経済協力展開の枠内で鉱業、農業、軽工業、輸送、物流、観光、教育、文化、保健など各分野における協力を拡大したい意向を表明した。
双方は、今回の訪問の際、タシュケント市でモンゴル国大使館を開設することが、両国の関係と協力の活発な展開、貿易額増加に重要な推進力となると確信感を示した。
ミルジヨエフ大統領は、近い将来、ウランバートル市でウズベキスタンの大使館を開設したい旨を表した。
両首脳は、「2024~2026年の貿易・経済・投資協力促進のための共同プログラム」の作成を歓迎した。また、両国間の貿易額を10~20倍増加させ、モンゴルからウズベキスタンの市場に羊毛、カシミヤ、皮革、食肉、食肉製品を供給し、ウズベキスタンを通じ他の中央アジア諸国に羊毛、カシミヤ、皮革、食肉、食肉製品を供給し、ウズベキスタンからモンゴルに果物、ベリー、野菜を輸入することに関し協力することを決定した。
また、貿易、経済、投資の部門で両国首脳が合意した事業を実施するため、2024年後半にタシュケント市で政府間合同委員会の初会合を開催することを決定した。
モンゴルとウズベキスタンの農業と軽工業の可能性を踏まえ、両国関係の象徴である共同プロジェクトやプログラムを実施することで合意し、関連する作業団を設置するようになった。
両首脳は、輸送と物流が両国間の経済協力を拡大する上で重要な役割を果たすと指摘し、この枠で、運輸部門における協力促進のための法的基盤を形成し、「航空輸送に関する政府間の協定」および「国際道路輸送に関する政府間協定」締結を歓迎した。
今後、両国国民の相互ビザ不要で渡航する利点を利用し、ウランバートル市~タシュケント市間の直行便運航開始、両国国民の相互渡航と商品輸出入の増加、観光分野の発展において協力することで合意した。
同訪問の枠内でタシュケント市で開催されている「モンゴルとウズベキスタンのビジネス・フォーラム」に両国の合計300人以上の企業代表者が出席していることを歓迎し、今後、農業と軽工業の展示会を共催することを決定した。
双方は、ウズベキスタンで数百人のモンゴル人が留学したことを指摘し、今後、両国政府奨学金により、モンゴルとウズベキスタンの大学に留学生を受け入れ、教育分野における伝統的な関係を修復し、協力を拡大することを決めた。
両首脳は、保健分野がモンゴルとウズベキスタン間の新たな協力分野として発展していることを歓迎し、モンゴル企業の投資により、タシュケント市で現代の先進技術を備えた「ヌーラ」健康診断センターを開設したことが両国の保健分野における協力拡大に重要な貢献となると確信感を示した。
両国は、国連および他の国際機関の枠組みの中で相互に支援し、積極的に協力してきており、地域及び国際舞台における協力をさらに強化したい意向を相互に確認した。

