オユンエルデネ首相は日本国特命全権大使と会談
政治
(ウランバートル市、2024年8月14月、国営モンツァメ通信社)8月13日、オユンエルデネ首相は井川原賢在モンゴル日本国特命全権大使と会談した。
会談の冒頭、井川原賢大使は、オユンエルデネ首相の招請により8月11日~12日かけて予定されていた岸田文雄総理大臣のモンゴル訪問が8月8日に次の巨大地震に注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたことを受けて、対応に万全を期すため、とりやめられたことを説明し、謝罪をした。
これに対し、オユンエルデネ首相は、今回の訪問とりやめの判断に理解を示したうえで、日本と引き続き連携していきたいと応じた。また、現時点においてモンゴル政府とモンゴル国民は、共通の価値観を有する重要な「第三の隣国」であり、特別な戦略的パートナーである日本と日本国民の感情に共感していると強調した。
オユンエルデネ首相は、今年6月、国会総選挙が順調に実施されたことを指摘し、モンゴル人民党は、野党第1党の民主党と野党第2党の国家労働党と共同で連立内閣を設立したと述べ、同事項が、モンゴルと日本の包括的戦略的パートナーシップの強化、協力の伝統と勢いの維持に重要であると強調した。
双方は、人権、自由、民主主義の共通の価値観を有するモンゴルと日本の協力関係が「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」のレベルで全分野において発展していることを指摘し、今後「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」の2022~2031年の計画を実地し、過去の関係の成果を確認し、更に緊密な協力を支持することを証明した。この一環、パートナーシップの重要な柱となる互恵的な貿易と経済関係を拡大し、国民間の交流を支持することについて意見を交換した。
モンゴルと日本の文化交流50周年を迎える2024年に両国の「人間中心」の協力関係が更に強化されていることを歓迎した。また、両国関係により多くの若い世代の代表らの友情を更に強化したい旨を表した。