オドバヤル氏:世界レベルの会議や国賓訪問はモンゴルの評判を高め、独立と主権を確保する
政治
(ウランバートル市、2024年8月20日、国営モンツァメ通信社)8月22~23日にウランバートル市で開催される「世界女性フォーラム」についてE.オドバヤル・モンゴル大統領外交政策顧問に話を伺った。
― 世界の女性リーダーたちがモンゴルに集まる。このことは、女性の権利保護や男女平等の確保に積極的に取り組んできたモンゴルの発案を多くの国が受け入れたことの表れであると考えてよいであろうか。
オフナー・フレルスフ大統領とモンゴル政府は、男女平等の問題に特に注意を払い、持続可能な開発目標を実施するために、国家開発計画「ビジョン2050」と2020~2024年政府行動計画に男女平等の確保について盛り込んでいる。
モンゴルは1980年代から男女平等の問題に関して積極的に取り組み、数十年にわたり、国際機関に貢献してきた。
1990年代以来、モンゴルが果たす役割と取り組みが国際的な注意を集め、尊重され、理解されるようになった。特に、モンゴル大統領の発案により、ここ3年間で女性を対象とした取り組みが積極的に実施・支持された。
― アントニオ・グテーレス国連事務総長は2022年にモンゴルを訪問した際、モンゴルのことを「平和の象徴」と呼んだ。今回、著名な国際代表者らは何に注目を払うのであろうか。
世界が地政学的紛争と不信感という困難な時代を迎えている現時点で、モンゴルの多柱のオープンかつ平和的で独立した外交政策の枠内で、政治、地政学、経済について語るだけでなく、男女平等、女性のリーダーシップ、農村地域での女性の労働、教育、能力向上に貢献していることを示す。
フォーラムの成果によって発行される文書が重要である。同フォーラムは国連との協力により開催される。従って、全参加国、国連女性機関、国連システムとともに、「持続可能な開発と持続可能な未来のためのウランバートル宣言」文書を発行する予定である。