モンゴルとスロベニアの大統領は記者会見を開催
政治
(ウランバートル市、2024年8月20日、国営モンツァメ通信社)8月20日、両国大統領は、記者会見を開催した。
オフナー・フレルスフ大統領の演説は以下の通りである。
モンゴルとスロベニアの国交樹立30周年を記念し、モンゴル大統領の招請により、モンゴル国賓訪問を開催しているナターシャ・ピルツ・ムサール・スロベニア共和国大統領に心から感謝の意を表明する。
今回の訪問はスロベニア大統領の初のモンゴル国賓訪問であり、私たちは友好関係と協力の歴史に新たな一章を開くことになる。私たちはスロベニア共和国をヨーロッパにおける第三隣国の一つであり重要なパートナーであると考えている。両国間の関係と協力は、人権、自由、法の支配など民主主義的価値観に基づいて発展している。関係と協力の拡大、国の発展、有益な経済関係の発展、投資の増加のための協力などについて詳細に話し合った。
会談の結果として『モンゴルとスロベニアの共同宣言』、『観光分野における協力に関する覚書』、『林業分野における協力に関する覚書』に署名した。また、近い将来『航空輸送に関する政府間協定』を締結することで合意した。これらの文書が両国間の関係と協力の今後の動向とロードマップを定め、全分野での両国関係の強化に重要な貢献をすると確信している。
今回の訪問は、貿易、経済、投資、環境、道路交通、観光、教育における協力の発展と国民間の交流の拡大にとって重要である。また、環境保護と気候変動との闘いは、両国の中長期的な開発政策と持続可能な開発の優先事項の1つである。同部門での協力を拡大させ、「10億本の植林」全国運動の枠内で取り組むことが適切であると考えた。
スロベニアの「クルカ」医薬品はモンゴルの市場で既に知られている。今後、この売上高を増加させる大きな機会がある。モンゴルとスロベニアの起業家間の互恵協力の拡大に協力することで合意した。
政治、社会、経済の各分野での女性の参加率の上昇と男女平等の確保は両国の目標であり、同目標の達成に共同の努力が重要であると同意した。
両国は、共通の目標と外交政策における立場を強化し、国連および他の国際機関の範囲で協力を更に強化し、発展させることを確認した。