がんセンター、ロボット技術を活用予定

社会
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2025-12-23 09:54:23

(ウランバートル市、2025年12月23日、国営モンツァメ通信社)ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相は、国立がん研究センターを訪問し、がんの予防および早期発見網を構築する事業の進捗状況を視察した。


同事業は、モンゴル国政府とオーストリア共和国政府の間で締結された借款協定の枠で、2021年から総額1000万ユーロの資金提供により、三段階で実施中である。


同事業の成果として、国立がん研究センターは、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、コンピューター断層撮影装置(CT)、血管撮影装置(アンギオグラフィー)、AI対応デジタル・マンモグラフィー装置を整備した。その結果、国際水準に準拠した高性能かつ先進的な医療機器を活用し、がんの早期発見、診断、治療を推進する体制が構築されている。


国立がん研究センターは、今月28日に外科治療においてロボットを初活用する予定で、現在その準備が進行中である。同センターは2022年に、放射線治療に線形加速器(リニアック)を基盤とする技術を導入し、当該治療分野の発展を約20年先へと進めるとともに、医療サービスの提供能力を25%向上させた。