JOYOR、会う場所にジャストインタイム

特集
gombosuren0625@gmail.com
2020-08-12 18:11:00

 大都市の渋滞が他の国の人々によって解決された事例は電動スクーターだ。今回はこの革新的な利用の拡大と公共交通機関の新たな文化の創造に取り組んでいるJoyor Mongolia社を紹介する。

 会社を立ち上げる動機について同社のG.テンギス設立者は「2017年にオーストリアへ旅行の時、私は地下鉄の駅から宿泊先までスクーターに乗っていた。海外ではバス停から家までの道のりはモンゴルと違い、距離がある。それで、スクーターは私だけでなく多くの人々にとって、持ち運びが簡単で、楽しく、簡単で疲れない最もクラシックな乗り物だった。そこでモンゴルに戻って来た時、首都の渋滞状況を考え、スクーターの利用を増やすことにした。調査の結果、業界では既に知られ、50か国以上で販売されていると知り、JOYORブランドの正式な権利を得て、発売し始めた」と語った。

 また、同氏は「ウランバートル市の人口は140万人で、自動車は50万台ある。ただし、都市計画の特徴は、サービス商業センターが一カ所に集中していることだ。駐車場と渋滞は大きな課題になっている。ところで電動スクーターは速度もあるし、簡単で費用が安く良いソリューションだと思う」と強調した。

スクーターを使う文化が発展している我が国では、正規の販売店から商品を購入することで、破損した部品の修理やスペアパーツの取り替えが容易になるなどのメリットがある。また、スクーターは車と組み合わせて使用するのに適している。市内中心部の外で車を運転し、渋滞している中央エリアにスクーターを持ち込んで通勤すると、駐車場、駐車料金、渋滞、ナンバープレート制限などの問題を回避できる。ちなみに、スクーターに乗っている時は事務服を着ていても汗をかくことはない。しかし、長時間座って仕事をする人には運動にもなる。また、電気を利用しているので大気を汚さず、環境にも優しいのだ。1回の充電で、20~35㌔移動できる。1世帯に1台さえあれば家族全員が使用できるなどの多くの利点がある。スクーターを使用することにより、それを自由に乗りこなし、「ジャストインタイム」でスケジュールされた会談にも出席できる。


 同社は創業から2年になる。国内市場でスクーターを正式に販売する数少ない会社の一つとして、自社ブランドの紹介と顧客へのサービスに注力してきた。消費者の大半は若者なので、今年6月、自然環境・観光省と環境汚染削減全国委員会の支援により、大気汚染削減を目的でハーン銀行と協力し、顧客が年間8%の利率で最大30か月間ローンで購入できるようになった。電動スクーターは従来の車両と違い電動であるため、いくつかの特徴がある。消費者を教育するためデジタルコンテンツ作成の準備にも取り組んでいる。適切な使用法と適切な知識があれば、より安全に運転し、より長く使用できる。また、同社は既に乗り慣れた顧客に向けて、オフロード用のKAABOブランドの電動スクーターの販売も始めた。日常用のスクーターと比べると市内だけではなく、地方でも使用できるのが特徴だという。

 電動スクーターは首都ウランバートルのナーダムセンターの2階のガジェット店、シャングリラモール3階のガジェットストアで発売されている。