マイクロソフトの教育部に教育顧問として務めるトゥメンザヤさん:障がい者支援のため精一杯努力する

特集
gombosuren0625@gmail.com
2021-02-08 09:41:59

 世界をリードするテクノロジー企業であるマイクロソフトの教育部に教育顧問として務めるモンゴル人のナイダンドルジ・トゥメンザヤさんにインタビューした。彼女は米国のブリガムヤング大学で会計管理の学士号を取得し、現在、理学療法士の修士課程で勉強している。

 ――トゥメンザヤさんはマイクロソフト企業にいつ頃から務めていますか。

 2020年のはじめに、教育顧問としてこの企業に就職しました。教育顧問はカリキュラムの設計、学習など教育関連問題に悩む教師や生徒をサポートするのが仕事です。マイクロソフトでは特に、障がい児を対象に、ソフトウェア、プログラムなどをどうやって使用するかを教えています。テクノロジーは急速に発展するため、毎週の勤務時間は新しい方法や知識の取得でいっぱいです。

 ――初出勤の感想については? 貴社に何人のモンゴル人が務めていますか。

 初出勤の日は本当に特別でした。2020年が明けて数か月後にはコロナウイルスが話題となり、一部の企業などが倒産している状況の中、私の仕事が始まりました。このため、他の人々の初出勤とは、違ったように感じました。人々は弊社のことを情報工学やテクノロジー分野の人々しか務めない所と誤解していますが、教師、弁護士、エンジニア、技術者などあらゆる分野の専門家が集まっているのです。現在、弊社には30人余りのモンゴル人が働いています。勤務してから1年も経っていない私のような者をはじめ、既に12年間もの経験を持つベテランのモンゴル人の契約社員もいます。

 ――自分の仕事の特徴についてお話ください。この仕事はトゥメンザヤさんの専門と関係がありますか。

 私の仕事の特徴はコロナ禍の影響で、テレワークとオンライン学習に励んでいる教師、子どもたちに困難な問題があったら助けることです。一部の子どもたちにとってはオンライン授業を受けるのは難しい事です。最初の数か月は問題が多かったが、子どもたちはVideo coding及び他のアップ、プラットフォームを使用して困難を乗り越えました。私は16歳から金融分野と関わり、会計管理者として務めてきました。しかし、障がい児を助けたかった気持ちが何よりも強かったため、理学療法士を目指して今も勉強しています。これからも障がい児の支援に努力していきます。

 ――今後の目標は何でしょうか

 理学療法士の修士課程を無事に終了し、理学療法士の職業をテクノロジーと結び付け、テクノロジーを通じて障がいや健康問題を抱える人々への解決策を見つけることです。また、モンゴルにいる障がい者にテクノロジーの使用方法、必要なものをどのように発見するかをユーチューブチャンネルで提供する予定です。

 ――「Zaya NaidandorjTech」というユーチューブチャンネルで私たちが日常的に使っているプログラムの使用方法などに関するビデオを提供していますね。このチャンネルについて詳しく聞きたいです。

 このチャンネルを通して、人々に技術的知識を提供することを目的としています。このチャンネルを作成するため、弊社の3ヵ

月トレーニングに参加しました。また、グーグルの試験を受け、証明書を取り、正式な免許を取りました。だから、私のビデオには統計、最新情報がいっぱいです。実は、テクノロジー大企業は3歳の子どもでも使えるような、簡単なプログラム作成に注目しています。そのため、外国語が分からないと思わないで、マイクロソフトなどによるプログラムをよく使って、学んでいけばいいと思います。

 ――私たちが日常的に使用しているプログラムを十分使えるのですか?たとえば:マイクロソフトのオフィスでは、私たちが知らないことがたくさんありますが、簡単なこともあります。

 モンゴル人だけでなく、世界中にあるプログラムを十分使える人は本当に珍しいです。そのため、世界中のテクノロジー大企業は使い方に関するトレーニングを実施します。その中で、マイクロソフトは専門家によるオンライントレーニングを無料で提供します。こんなトレーニングに参加したい方はインターネットでマイクロソフトトレーニング、またはマイクロソフトストアと検索すれば、公式なサイトが出てきます。

 ――新型コロナウイルス感染拡大の影響により、世界中で在宅勤務体制(テレワーク)に移行しています。テレワークに必要なものと、自分の経験を読者にシェアすれば?

 2020年に各人が自宅で仕事をしてみたり、自宅で仕事している方は自分の短所と長所を見つけたと思います。また、技術的な課題に直面する人々も多かったはずです。私たちは教師や消費者から技術的な課題に関するたくさんの質問やフィードバック、コメントを受けました。私のチャンネルを見る多くのモンゴル人もこのような課題を抱えていると思い、毎週、テレワークなどに必要な情報を提供しています。私はほぼ1年間の在宅勤務経験を通して、タイムマネージメント、バーチャルコミュニケーション能力、自己啓発のための時間づくりという3つのものの大切さがよくわかりました。

 ――トゥメンザヤさんはエールティイレドゥイ―NGOを設立し、モンゴルで数多くの社会貢献の事業を実施していますね。

 友人とともに、NGOを設立しました。現在、名前が変わって、Adinaとなりました。このNGOは2017年にバガノール区の92㎡ホールを設備しました。その後、米国の寄付による医療品などをエルデネト市とUB市の病院に提供し、収集した本を「イデ・シデインオロン」子ども保護センターに引き渡しました。モンゴルで障がい福祉従事者が少ないため、うちのNGOの基本方針は障がい福祉従事者の人材育成に注意を払うことです。NGOの同僚と共に、モンゴル21県を訪れ、障がい者の障がい種類に関する調査を行い、数多くの専門家と面談しました。国際的に比較し、モンゴルで障がい者対応への医療設備は不充分ですが、我が国の医師、看護師たちは本当に有能です。障害福祉従事者の人材育成には、結構時間がかかるにも関わらず尽力しています。あと、NGOでは年内に障がいを持っているが、障がいという目で見ないで生活している素晴らしい人々についてビデオ12本を作成し、フェースブックで公開するため努力しています。読者の皆さんはADINA210と検索して、このビデオを観賞する事できます。

 ――我が国の障がい者に対するアクセシビリティ対応についてどう思いますか。

 私とって、障がい者という呼び方は不適切で、発達の障壁となると思いますこの人々を特権のある人々と呼びたいです。私の考えでは、障がい者をまっとうな人間だと認識し、これらの人々の雇用環境確保及び障害福祉従事者育成に向けて精一杯取り組むべきです。せめて、全ての販売店、サービスセンター、病院、銀行、政府機関に標準的な車椅子スロープを設置すべきだと思います。

 ――ありがとうございました。