エグ川水力発電所、仏企業が環境評価を落札

政治
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2021-12-06 09:08:47

1129日、ナンサル・タビンベフ・エネルギー相が記者会見を開き、エグ川水力発電所建設を巡り言及した。

エネルギー省がロシアとの予備委員会で4つの案件を提起したことを明らかにした。タビンベフ・エネルギー相は、第23火力発電所の拡張やロシア輸入電力の100MW増量、小中型水力発電所建設などの案件で、ロシア側に協力を打診したとした。

モンゴル側は、セレンゲ川に合流するエグ川の水力発電所に関する案件を持ち出すが、ロシアは、自然環境評価調査を前提条件で協力に応じると示唆。ロシア側は、エグ川火力発電所建設のバイカル湖環境に対してどのような影響が あるかについて調査を要請していた。エネルギー省はこの要請に応じ、環境評価事業に関する国際入札を実施。仏系企業が落札しており、調査は来年7月に終了となる予定だ。タビンベフ・エネルギー相は、環境評価調査が完成次第で、ロシア政府と世界遺産基金に提出するとともに、協議が再開するとの見通しを表明した。なお、タビンベフ・エネルギー相は、エルデネブレン水力発電所を巡り、「ホブド川は内陸に流れるから、モンゴルは自ら決定する」と言及し、工事について「224月に着手する」とし、「絶対成し遂げなければならない」と強調した。