オユンエルデネ首相:労働市場に沿った専門選択が国の経済発展に影響する

社会
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2023-05-23 08:31:10

5月11日、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相は293校の650人高学年の生徒たちと会談を行った。同会談にガンボルド・ガンバヤル文部科学副大臣、首都教育局、教育ローン基金の役員及び関係者が参加した。

オユンエルデネ首相は「新復興-新世代」と題した演説を行い、中長期戦略の「ビジョン2050」の最初10年間の目標及び「新復興政策」の実施と成果、教育、健康分野における改革、労働市場の方針について紹介した。

演説で首相は「全人口の42%を22歳未満の若者が占める。皆さんはパンデミック直後の世界的に緊張情勢にある時期に将来の専門の選択に迫られている。新復興政策の枠で、鉄道、道路交通、産業、再生可能エネルギーのプロジェクトには約3万9000人のエンジニアや技術専門家が必要である。看護師及び専門医師等の熟練した人材が地方地域に不可欠であるにも関わらず、国内失業者4人に1人は大学を卒業している。労働市場に適した専門を選ぶことは個人だけでなく、国の発展にも関係する」と強調した。

生徒らは環境、グリーン開発、工業化、教育、健康、人材育成が「ビジョン2050」にどのように反映されているか、また首相の名を冠した奨学金について質問した。さらに、同会談の際に学生らが

理科系科目の実験室が不足しているため、実践的な知識が得られない

教員養成入学試験の基準点を下げたため、その職業の価値が落ちた。教師、医師の給与を上げ、労働環境を改善する必要が 

        ある。教師になりたいが、給与が上昇するかという不安を持っている

企業は、卒業直後の私たちに勤務経験を要求する

社会においては公立及び私立学校に関する誤解と不平等がある等の意見を述べた。


会談の最後に首相は、社会における様々な課題について意見や批判を述べた生徒らに感謝を表し「政府は、潜在的経済の透明化、教師や医師の給与増加、首都の不法所有地の取り戻し、緑地化、腐敗汚職防止の管理制度構築等に取り組んでいる。我が国の将来である子どもや若者たちに良い社会を残すべき」と主張した。

今学年、3万4000人以上の学生が大学の入学試験に申込んでおり、うち84.3%が高校卒業生である。首都においては、293校で1万5484人が卒業する。