ドンドゴビ県:4年間で61万本の木が植林

社会
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2024-08-13 09:25:02

(マンダルゴビ市、2024年8月13日、国営モンツァメ通信社)今年、ドンドゴビ県で8万4526本の木が植林された。


ドンドゴビ県自然環境観光庁によると、「10億本の植林」全国運動と「ドンドゴビ県を緑化しよう」全県サブ・プログラムの枠内で2020~2024年に同県の15郡で合計61万0248本の木が植林された。


ドンドゴビ県は、砂漠と草原の地帯に位置し、面積が7万4700平方㌖である。水・気象・環境分析センターは、5年ごとに県全体の665箇所の観測地点で土壌調査と6種類の実験室分析を実施する。


同センターの農業分野技師の調査成果で土壌表層の浸食、土壌への大量砂の蓄積、色の白化、浸食による破壊、下層の露出、土壌肥沃度の喪失、生態学的能力の喪失などが確認された。


モンゴルの森林保護区を9%に増加させ、砂漠化と土地劣化を減少させ、温室効果ガスの吸収と水資源を増加させ、気候変動を緩和し、グリーン開発の復活を活性化する目的で「10億本の植林」全国運動が立ち上げられた。


同運動の一環としてドンドゴビ県は、地方予算から2021年に8000万トゥグルグ、2022年に2億4000万トゥグルグ、2023年と2024年にそれぞれ1億トゥグルグを支出した。  


ドンドゴビ県自然環境観光庁は都市部での植林に加え、砂漠地帯の主要樹木であるザグの植林にも力を入れている。


同機関は、ザグの森林を拡大させ、砂の移動を減少させる目的で2022年に150㌶、2023年に3㌶に3000本のザグを植林した。


近年、県民は経済的に重要な果樹、特にリンゴの木を植林するようになっている。