早期発見診断に市民の25.7%が参加
社会
2月10日にロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相、ソドノム・チンゾリグ保健大臣とセレージャブ・エンフボルド保健副大臣らが首都ウランバートルのバヤンズルフ区・健康センターや「ファ三リー・メディカル」病院を訪れ、「健康なモンゴル人」全国運動の一環で、健康診断を実施している状況や病気予防、早期発見検査などを視察した。
オユンエルデネ首相は視察の際、市民の意見を聞き、健康に気を遣い早期発見に参加していることに感謝を表し、「全国健康診断を年齢による健康リスク、医療習慣、疾病予防と病気の早期発見に向け実施している。
市民は毎年早期発見診断に積極的に参加することが大事である。市民の医療習慣と健康教育の改善は国全体の平均寿命を伸ばし、生活の質を向上させる」と述べた。
2022年5月1日~2023年2月9日まで、早期発見に全国で85万2834人(対象者の25.7%)が参加した。
年齢別にみると、0~5歳の34.4%、6~17歳の52.4%、18~30歳の11.4%、31~45歳の12.4%、46~60歳の17.2%、61歳以上の20.8%となる。
早期発見で診断された疾患は63万6360件。これの48.3%は消化器系疾患、11.2%は呼吸器疾患、10.6%は心・血管疾患、8.4%は泌尿生殖器の疾患、8.0%は内分泌。
我が国では気道、泌尿生殖器、消化器系などの病気が多くあり、心血管疾患、癌、外傷、呼吸器疾患が主な死因となっている。
したがって、予防検診は上記の疾患が主な対象となる。国際的に実施されている24〜25項目の検査のうち、17項目が国内で行なわれている。