首相、首都の9区・209ホロー知事と意見交換
政治
(ウランバートル市、2025年8月28日、国営モンツァメ通信社)8月26日、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相は、首都ウランバートル市の9区、209ホロー(町)知事と会談し、政府が進めている政策、決定、対応策について意見を交わした。
国家と国民の信頼の架け橋はホロー知事である。首相は、「皆さんは政府の政策を市民に直接届けるという特別な役割を担う代表者である」と強調し、首都が直面している課題を段階的に解決していく方針を示した。また、これまでの都市計画における統一的な政策の欠如が、今日の市民の不満の主な原因であると指摘した。過去30年間のすべての過ちを一度に解決することは不可能である。ただし、政策面で共に努力し、調和することによってこそ解決していくと述べた。
豊富な天然資源、広大な国土、そして成長著しい知的な若い世代を有する我が国は発展し、国民がより良い生活を送るべきであると首相は強調した。また、「開かれた、力強く、自由な思考を持つモンゴル人が、国家の真の資産である。モンゴル人の発展が政府の最大のメガプロジェクトである。このプロジェクトの名称は『一つのモンゴル』である。鉱業はモンゴルの今日の資源であり、将来の資源は知識のある健康なモンゴル人であるべきである。国家富基金を通じて、天然資源の恩恵をすべての家庭に行き渡らせる政策を実施する。この恩恵が国民一人ひとりに届いているかどうかが、経済の指標を示す最も重要な基準であると位置づけている。今後、経済規模を5年間で2倍にし、2030年までに4倍に拡大する目標を掲げている。政府の政策と施策を実行していくうえで、最も重要なのは各ホロー知事の役割と参加であるとし、「人間の発展を最優先とする政府の支柱は、住民に最も近いところで働く行政官である」と強調した。
会談の場で、知事たちが意見を表明し、首相に対して質問を行い、直接回答を得た。また、製造業の振興、人工知能を活用した政策の導入、行き過ぎた福祉政策の是正、老朽化した集合住宅地区の再開発に向けた法整備の強化、そして公共教育や道徳意識の向上といった課題について意見を交わした。