トール川高速道路、2027年に供用開始

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-12-24 11:55:43

(ウランバートル市、2025年12月24日、国営モンツァメ通信社)ヒシゲー・ニャムバータル首都知事兼ウランバートル市長は、深刻化する交通渋滞の緩和策および暖房供給を強化するための主要プロジェクトについて記者団に説明した。


同氏は「ウランバートル市の道路交通渋滞は、現状以上に悪化することはない。市民に提供している0.07㌶の土地は、都心部の6区では新たに配分しない。新たに敷地を拡張したり、道路や街路を延長して建設したりすることを禁止した。渋滞が緩和されるまでの間、首都で自動車の新規ナンバープレートの発行を停止している。現在は、既存の車両ナンバーを譲渡・購入する形となっている。トール川沿いに建設中の高速道路は、2027年のナーダム祭以前に供用開始できるよう、計画を前倒しで進めている。これにより、交通渋滞は15〜20%程度軽減される見込みである。

国内債は2026年上半期までに全額償還を完了する。8000億トゥグルグ規模の国内債を発行した。ブールルジュート火力発電所の支払いは、計画通り2027年6月1日に完了する。こうした財政上の措置により、この冬は首都で停電することなく安定した電力供給が行われている。エネルギー分野における市の投資の成果として、ブールルジュートの300MW発電所を稼働させた。国内債の資金を活用し、バガノールに50MWの発電所を短期間で建設した。第5火力発電所(CHP5)プロジェクトを実施しており、2027年に稼働を開始する予定である。これにより、首都西部の住宅開発に必要な熱供給の条件が整うとともに、電力供給の信頼性を高める大規模な電源を確保できる」と述べた。