迫りくる大気汚染の季節を前に 「煙突のない住宅」を提案!
成長発展するモンゴル国の首都ウランバートル(赤い英雄の意)が、“オターンバートル”(煙の英雄)と揶揄されて久しい。冬が来るたびに市民は臭い大気汚染に悩まされ、健康を害されている。これまでに様々な調査や提案、取組みが試みられてきたが一向にその成果があがっていない。それほど厄介な都市問題に、アメリカ(UCLA)と北海道大学で都市建築学を学び、修士、博士号を取得したモンゴル人の都市計画家が、母国の大気汚染撲滅のため、「煙突のない住宅」という斬新な提案で一石を投じようとしている。数年前、財務省傘下で実施した、「グダムジプロジェクト」(道路交通プロジェクト)で手腕を発揮し、「北極星勲章」受章で高く評価されたバットボルド氏(55歳)に、「煙突のない住宅計画」について聞いてみたいとインタビューした。
2282日