モンゴル・日本両国関係における5大ニュース

特集
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2019-01-02 11:11:36

フレルスフ首相、初訪日モンゴル日本連携強化を確認


 オフナー・フレルスフ首相は12月12日~15日にかけて、日本国政府の招請により、日本へ正式訪問を行った。訪問の際に両国は、自由、民主主義、人権、法の支配など普遍的価値を共有するパートナー国であることを確認。政治的信頼関係を深め、あらゆる分野で協力していくことで一致した。両国は、「戦略的パートナシップ構築のための中期行動計画」の進捗状況をレビューし、今後の協力について合意、モンゴル国と日本国との「戦略的パートナシップ」の一層強化に向けて共同宣言を発表した。日本国は、国際通貨基金の「信用拡大供与措置」枠での「財政・社会・経済構造改革」実施に向けた第2弾の資金援助供与を確認し、その時期について、政府開発援助による事業などの進捗状況に合わせることを表明した。また両国は、新ウランバートル国際空港について、日本企業連合との事業権交渉を、2019年1月内の合意成立を目指し、早期供用に向けて協力することで一致した。


モンゴル日本親善協会、創設50周年「共に歩んだ50年間」祝賀会を開催


 モンゴル日本親善協会は「創設50周年記念式典」を10月11日、ワン・イベント・ホールで開催した。高岡正人在モンゴル日本国大使をはじめ、同協会歴代会長ら、ダムディンスレン・ダワースレン外務次官、ロブサン・ハルタル道路・運輸開発副大臣、ソンドイ・バトボルド首都知事兼ウランバートル市長など来賓およそ40名が参列。会員や関係者等総勢150名以上で記念の節目を祝した。式典では、ツェンドスレン・サンドイ会長(現市議員)による挨拶の後、来賓として高岡大使や、ダムディンスレン・ダワースレン外務次官が舞台に上がり、祝辞を述べた。


モンゴル・日本関係に多大な貢献を成した2名が、「旭日中綬章」と「旭日重光章」受章

 

 在日本モンゴル国大使を5年に渡って務めた実績で良く知られるR.ジグジッド元鉱業大臣が、6月7日、日本政府による春の外国人叙勲で旭日重光章を受章した。日本におけるモンゴル語教育、モンゴル研究の先駆けとなったD.トゥムルトゴー国際モンゴル学会名誉会長が、6月14日、日本政府による春の外国人叙勲で旭日中綬章を受章した。高岡正人在モンゴル日本国大使主催による叙勲伝達式及び祝賀レセプションが大使公邸で行われた。


モンゴル・日本関係2団体、外務大臣表彰を受賞


 日本国外務省は、7月24日、飯倉公館で、平成30年度外務大臣表彰の日本在住受章者の伝達式が行われ、在日モンゴル人留学生会が本表彰を受章した。また、11月1日、日本・モンゴル文化交流事業に対する貢献に、日本国外務大臣表彰が国立馬頭琴交響楽団に授与された。同楽団は、日本・モンゴル外交樹立25周年となる1997年に、初めて日本で公演し、これまでに日本各地で35回の公演を行ってきた。


モンゴル・日本友好諸団体第2回クリルタイ開催


 9月10日、モンゴル外務省においてモンゴル・日本関係促進協会(フレルバータル会長)主催による、両国の友好諸団体が一堂に集い、「友好運動のこれまでと今後」をテーマに話し合う、「第2回クリルタイ(大会議)」を開催した。1999年に第1回クリルタイを開催して以来、実に19年ぶりの集いだ。