「ノマド・トイズ」アート・トイの新時代へようこそ

特集
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2020-07-17 11:51:04

 人間は発達の初期から岩や木、紙を使い人の歴史を書き、自分の信念と情熱を象徴として実現することでそれぞれの方法で芸術を開発してきた。現在、芸術はどこへ向かって発展しているのか?今回は最近人気を集め、モンゴルでアート・ゲームを展開している「ノマド・トイズ(Nomad Toys)」の創造力ある若者らを紹介する。

会社名: Nomad Toys社

住所: ガンダン・テクチェンリン寺院の正面入り口道路の南東、「シャル・オルドン」ビルの6階

活動分野: おもちゃ、イラスト、キャラクター開発

創設者: E.トゥブシントゥル、I.トゥグルドゥル、E.ドルジラグチャー

設立年: 2019

Facebook: Nomad Mad、

Instagram: nomadtoys

 創設者の一人であるE.トゥブシントゥルさんは、2011年に絵師を卒業し、2016年に初つの個展を開催した。その個展で成功を収め、2回目の展覧会は絵画だけに留まらずフィギュア(形象絵画/彫刻)を組み合わせて発表した。それ以来、彼は形象絵画に興味を持ち、アート・トイというさらなる発展の可能性大のものを発見するに至った。

 探して続けていたものを見つけ、直ちに友人の画家らに協力を求め、彼らも歓迎し、著名人のサマンダル・ツォグトバヤルさし絵画家のサポートを受け「mad Nomad」展を開催した。それ以来、2019年に正式に会社を設立し、運営を始めたという。

 アート・トイは30年の歴史がある若い芸術である。よりきめ細かい手作りなので、一つのモデルから作られるのは数少ない。「一つのモデルを5本だけ製造したりする。例えば現在のヘラジカというコレクションは20本しか作られていない。5年、10年後にはこれらのモデルを探しても見つけることができないほど稀少物になるだろう。

 作ってから売るのではなく、顧客から受注してから生産を始める」とトゥブシントゥル創設者は強調した。

 ノマド・トイズの特徴とは、遊牧民の文化とモダンを組み合わせたものである。その上、モンゴル流のトイには個性がつきものである。各キャラクター開発をより重視する。歴史も物語もない単純なトイには価値がないという。

 現在、同社はヘラジカとモンゴル漫画の「オンツ・ドムド」というコレクションと新しいキャラクター開発に力を入れている。トイデザインに加えて、スタジオはトイのデザインのほか、イラストアート、キャラクター開発を中心に活動している。「アーティストは単に作品に集中するのではなく、プロジェクト案の作成、個人のアートワークなどに多数の作業がある」と活動の内容を語る。

 現在、同社には5人の絵師が作品に力を注いでいる。5人とも自分の好きなことをしているし、モンゴルでこの芸術を発展させたいという心を込めて頑張っている。チームメンバーはより良い革新的なものを作り出すのではなく、市場やプロモーションなどのビジネス面にも注力している。しかし、モンゴルではあまり知られていないこの芸術は、海外市場で評価が高く、コレクターの数の多い海外からの注文もある。

「私たちは、海外の市場で既に600米㌦で販売されている製品を100米㌦で販売している。したがって、将来的には輸送および注文システムを改善し、海外市場への提供を予定している。特にアジアではこの芸術に興味を持つコレクターがたくさんいる」と創設者らが意欲を語った。