モンゴル政府、オミクロン株感染予防対策に取り組む
社会
12月7日現在、国内ではオミクロン株感染者が確認されていないが、地域としてはコロナウイルス感染者数が非常に高くなっているため、政府が警戒を強化している。モンゴル国政府と非常事態庁は感染リスクについて討議し、全教育機関に対して講じた措置等の内容について説明した。
幼児教育機関(保育所・幼稚園):
ウランバート市内の幼児教育機関は12月10日から、ウランバート市外の幼児教育機関は12月17日から2022年1月31日までに休園する。但し、保護者が勤務状況の都合、家庭環境などに応じ、要保護児童を保育所や幼稚園に引き続き預かることが可能である。
昨年(2021)の9月1日から保育所・幼稚園の収容能力に合わせ、3歳~4歳児の一部、全ての5歳児を入園させ、2歳児を入園させないことを決定していた。2022年2月1日の新学期から感染状況などを踏まえ、2歳児を入園させることを検討する方針だ。
義務教育機関(小中学校・高校):
ウランバート市内の全ての義務教育機関(私立・国立問わず)は12月10日からオンライン授業へ移行し、12月18日から第一学期の長期冬休みに入る。ウランバート市外の義務教育機関は、12月18日から一学期の長期冬休みに入るが、それまでは従来のオンラインと対面授業を併用する方式を引き続き行う。第二学期は、来年の2月1日から始まる。
高等教育機関(専門学校・短期大学・大学・大学院):
国内の全ての高等教育機関(私立・国立問わず)は、12月13日から休校し、12月15日までに秋学期末のテスト及び試験を行う。または、12月15日までに秋学期のテスト及び試験を行うことが不可能な場合は、来年の春学期の始まり(2月1日)から実施することを推進した。