モンゴルのサイバーセキュリティリスク評価が公開予定
社会
(ウランバートル市、2025年2月14日、国営モンツァメ通信社)2月13日、モンゴルは「ビッグデータと人工知能の国家戦略」を発表し、討論会を行った。
国家戦略の策定に関しデジタル・開発・イノベーション・通信省は国連開発計画(UNDP)と共同で、人工知能(AI)の準備態勢を評価し、政府と民間企業、モンゴル科学アカデミーの研究者、大学の教授、外国で同分野に従事している青年の提言を反映し、一般公開した。
同戦略は、鉱業とエネルギーをAIの主要な分野とし、同分野におけるモンゴル独自の強みを活用することを目指している。
具体的に、モンゴル独自の気候および石炭・再生可能エネルギーの豊富な資源の組み合わせは、エネルギー効率の良いデータセンターの運営に最適な環境を形成する。従って、モンゴルを世界各国からAIのインフラへの投資を引き寄せる場所にすることが同戦略の目標である。
討論会の際、S.アマルサイハン副首相は、「現在、世界はAI、ビッグデータ、デジタル開発といった変革の時代に突入している。この時代において、モンゴル政府はAIの国家戦略を策定し、研究開発への投資を支援することが急務となっている。モンゴルは、AIの開発国になる可能性を秘めている。AIの発展を単なるユーザーのレベルに留めず、開発する国として戦略を策定することが私たちの目標である。私たちは人工知能のイノベーションセンターを設立し、投資を誘致し、スタートアップエコシステムを発展させることが可能である。2月19日にモンゴルのサイバーセキュリティリスク評価を一般公開する」と述べた。
Ts.バータルフー・デジタル開発・イノベーション・通信大臣は、「政府は膨大なデータを保有しており、これらのデータを民間企業やAI分野で研究を行っている機関に提供するべき。また、私たちが活用している技術は膨大なエネルギーを消費する。データセンターの設立に向けた実現可能性調査も実施されている。AIを担当する国内委員会を設立する予定である。また、同分野の専門家も重要となっている。従って、科学アカデミー、大学、民間企業が同分野で研究を行う専門家を招待し、実習、研究、調査を実施する給与付きプログラムを発表する」と語った。