モンゴル日本外交関係樹立50周年記念、モンゴル国駐特命全権大使の挨拶文
政治 モンツァメ読者の皆様、こんにちは。
本日、2022年2月24日は、日 本モンゴル外交関係樹立50周年を迎える節目の日です。皆様と一緒 にこの記念すべき日を迎え、お祝いできることを嬉しくそして光栄に思います。
今日の良好な両国関係は、外交関係樹立以前から両国官民の様々な関係者が苦労と喜びを分かちあいつつ築いてきた信頼と友情の上 に成り立っています。この場をお借りしてこうした方々のご尽力に改めて感謝したいと思います。
外交関係樹立50周年のロゴマークは「50」という数字と「∞(無限大記号)」から構成されています。両国の友好関係が末永く発展するようにとの願いを込めて両国の国旗が「∞(無限大記号)」の中に収められています。この願いを実現するのは私たち両国民です。私たちが日々努力をし、若い世代へと襷を繋いでいくことの重みを再認識しております。そして両国の友好関係を一層広くかつ深くしていく上で、両国関係に関心 をお持ちのモンツァメ読者の皆様からのご支援・ご協力が大きな力になると確信しております。
2月14日、オユンエルデネ首相 は、新型コロナウイルス感染症対策のための高度警戒準備態勢のレ ベルを引き下げました。新型コロナウイルス感染症の流行が終焉を迎えたわけではなく、引き続きモンゴル国内ではマスクの着用等が奨励されていますが、モンゴル国内のあらゆる活動、モンゴルへの入国が平常どおりに戻ることになります。日本大使館としては、適切な感染予防策を講じつつ、日本の社会、経済、文化等の紹介を含め、可能な限り多くの50周年記念事業・行事を主催・共催し、皆様が実施される50周年記念事業・行事を後援等していきたいと考えています。
日本大使館は、両国についての思い出を綴ったミニエッセイ50作品をツイッターで発表し始めました。今後の50周年記念事業・行事としては、子ども絵画コンテスト、50周年史写真パネル展、美術展、ジャパンフェスティバル、ビジネスフォーラム、草原マラソン、柔道などのスポーツ大会、日本語スピーチコンテスト、日本映画上映及び伝統音楽のコンサートなどがあります。両国政府はこの一年を「青少年交流促進年」と位置づけています。両国の将来を担う若い世代の皆様にもより多く参加頂けるよう願っています。
本年が両国関係の更なる発展に向けて実り多い年となりますよう祈念いたします。
モンゴル国駐箚特命全権大使 小林 弘之