バトトルガ大統領、「児童虐待及び女性暴力の根絶」評議会に出席

社会
41@montsame.mn
2017-12-01 15:25:45
 「児童虐待の加害者を絶対に許さぬ」と強硬な発言

 11月24日、Kh.バトトルガ大統領の立案で「児童虐待及び女性暴力の根絶に向けた国家対策の執行見直しと大衆参加及び監視」をテーマにした評議会が開かれた。「暴力、特に女性や子どもに対する暴力」が世間を騒がせていることを受けて、その根絶を目的とした。
 J.ビャムバドルジ国家人権保護委員会は「子どもの人権侵害とその動向、そして対策措置」について講演を行ない、暴力や虐待の深刻化について述べた。さらに、同氏は子どもの人権侵害に関する調査報告を6カ月ごとに行ない、国家安全保障会議に対して提出及び関係法規の見直しを行ない、国連人権委員会からの人権問題に対する充実した助言などを実施するなどを提案した。一方、バトトルガ大統領は「世間を騒がせている極めて残虐で悪質な事件は最近になって発生しているわけではない」「過去27年間の出来事である」「市場主義という良い社会体制に移行したと言って、政府による介入を怠ってしまった結果だ」などの問題に対し、強硬な発言で返し、「残虐な児童虐待は死刑に値する」として死刑制度の復活に言及。「大統領任期中は、恩赦釈放などで加害者を絶対に許さぬ」などと大統領による恩赦の対象にしない考えを示した。