首都間直行便の再開に向け、協力を確認
政治
(ウランバートル市、2025年12月22日、国営モンツァメ通信社)ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相は、19日、А.А.コズロフ・ロシア連邦天然資源・環境相と会談し、両国の貿易・経済協力について意見を交わした。
会談の冒頭で首相は、ウランバートル市で開催された第27回モンゴル・ロシア政府間委員会会議の成功を受け、両国委員会の首席代表であるKh.ガンホヤグ副首相と А.А.コズロフ天然資源・環境相を祝した。
ザンダンシャタル首相は12月12日、モンゴル国会がユーラシア経済連合との自由貿易暫定協定を採択したことを報告し、ロシアおよび同連合の他の加盟国も近く採択すると期待感を示した。また、ロシア国内の状況や国際市場の不安定さの中でモンゴルに石油製品を輸出していることに謝意を表し、特に冬季はガソリン消費が増えるため、供給の安定化と増量に配慮するよう要請した。首相は、「エギーン・ゴル水力発電所」プロジェクトを共同推進することが両国にとって互恵的であると強調し、建設作業への協力を提案した。
コズロフ大臣は、首相との会談の機会に謝意を表し、ロシア連邦議会連邦院がモンゴルとユーラシア経済連合の自由貿易暫定協定を採択すると報告した。また、エネルギー分野における二国協力の意義を強調し、ロシア側は石油製品の供給に注意を払う意向を示した。更に、教育・文化・医療などの人道分野での協力の重要性を指摘し、上記の各分野での協力を積極的に推進する旨を述べた。
双方は首都間直行便が運航されないことが、国民往来だけでなく貿易・経済協力にも悪影響を及ぼしていることに意見が一致し、直行便の再開に向けて協力することに合意した。
首相は、ウランバートル市で開催された第27回モンゴル・ロシア政府間委員会会議の議定書の履行に関し両国が積極的に協力し、具体的な成果を上げると期待感を示した。
Ulaanbaatar