モンゴル最大の出土品、白碧玉製の鏡

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2020-04-29 15:34:27

 この鏡は、これまでにモンゴルで発見された唯一の大型白碧玉製の鏡である。匈奴帝国の王や貴族は、碧玉製の鏡を権力の象徴として使用していた。また、モンゴル帝国時代の13~14世紀にかけて、モンゴル王は円形の碧玉製の鏡をベルトからぶら下げ使用していた。2011年、ウランバートル大学の考古学チームは、アルハンガイ県ウンドゥル・ウラン郡のハノイ村の領土にある「ゴルモドII」墓地1号墳からこの素晴らしい鏡を発見した。

 この出土品は高さ22.8㌢、直径18.5㌢で、碧玉製鏡の上部の幅15㌢、高さ4.5㌢、直径2㌢の丸は2頭のヒョウのような動物が咥えているように彫刻されている。鏡の内側に8種の動物も彫刻されている。碧玉製鏡の中央にある穴の周りに、112〜126個の米のような隆起が同じサイズで型押しされている。

 ちなみに、モンゴル人は、石の硬くて柔らかい性質と人体への影響を長い間認識してきたため、家庭用および装飾用にさまざまな宝石を使用する長い伝統がある。たと

えば、白い碧玉は人体の特定の病気を「感知」、すると色が変化するため、白い碧玉を使用していた。