12月29日、民族解放革命記念日、「バーチャルカラコルム市」を公開

モンゴルについて
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2021-01-08 11:11:33

2020年は古都カラコルム市建設800周年であった。そこで、国家遺産、歴史、文化の普及、次世代への宣伝を目的に仮想現実 (VR)技術を活用し、考古学発見や歴史的資料に基づいて制作した「バーチャル・ カラコルム市」を、昨年12月29日のモンゴル民族解放記念日に、ユーチューブで公開した。制作者はモンゴル国立大学付属のデジタル・ソリューション企 業で、科学・技術基金とリオ・ティントモンゴリアが「バーチャル・カラコルム市」制作プロジェクトに融資した。モンゴル国立大学の教授B.エンフバヤルさんをはじめとする、20人余りの学者、研究者、学生、デザイナーな どによるチームは、教育・科学省、文化・芸術局、カラコルム博物館、 国家文化遺産センター、及び他の民間企業の後援を受け、この制作プロジェクトに約2年間取り組ん だ。この作品では古都カラコルム市内を歩いているように、当時のカラコルム市の風景、13世紀のモ ンゴル国民や他の民族の生活ぶりが見学できる。このチームは今後、VR技術を使用し、初の遊牧国 家フンヌの首都ルート市、ウイグル可汗国のオルド・バリク都城( ハル・バルガスン遺跡)、人民革命前のニースレル・フレー、1960 年と1970年代のウランバートル市などを制作する予定だ。 

チンギスハーンは1220年に、 ゴルゴル流域にあったモンゴル帝 国の首都をオルホン渓谷に移転するように、発令した。この命令はオゴデイ・ハーンの治世中に実現し、オゴデイ・ハーンは世界中から有能な建築家、職人などを集め、カラコルム市を建設した。いろいろ異なった民族に属する異教の寺院12、モスク2つ、教会1つがあり、様々な民族の人々が暮らしていた。カラコロム市は、13世紀にアジア、ヨーロッパ、アラビアなどの各地から旅行者、役人、貴族、学者を集めた世界文明都市だったことが歴史的研究で明らかになった。バーチャル・カラコルム市は www.tuuhsoyol.comウェブサイトとユーチューブを通して、無料で観覧できる。