モンゴルの美しい湖

モンゴルについて
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2021-05-28 09:56:58

 何百年にわたって定住文明を目指し、発展の頂点に達した国々の国民は自然に近づこうとしている理由は人間は自然に近づけば近づくほど静穏を感じるからである。これで、今回、心の静穏、喜びをくれるモンゴルの一部の美しい湖を紹介する。

 黒真珠・ハギーンハル湖

 ハギーンハル湖はトゥブ県エルデネ郡、バガヘンティー 山脈の南側に位置する。この湖への道はデコボコなので旅行者が少ないため、自然のまま残っている。湖に流れ込む川、小川がなく、面積は2.7平方㎞、長さは2.5km、幅は1.1㎞、平均水深は1.1mであり、最も深い所では水深25mに達する。ハギーンハル湖の岸辺に近づけば、魚、幼魚が見えるほど清澄である。この湖の周辺の森林や地域で鹿、ヒグマ、オオカミ、オオヤマネコ、ミンクなど、さまざまな野生動物が人間を恐れることなく、生息してい る。湖へ60㌔まで車で行けるが、そこから歩行か乗馬でしか行けない。


 テルヒーンツァガーン湖

 アルハンガイ県タリアト郡に位置するこの淡水湖はハンガイ山脈を源流とするテルヘ川の流れが溶岩にふさがれてできた。海抜2060㍍の高度にある。この湖の長さは16㎞、幅が5~6km、水深は6~20m。テルヒーンツァガーン湖の真ん中にある小さい島に鳥類が巣を作り、産卵する。この湖へ行く道沿い、つまりタリアト郡の北部は石炭紀花崗岩に覆われている。この淡水湖はアルハンガイ県だけではなく、モンゴルの看板となる美しい場所である。2011年にCNNによる旅行すべき世界観光地の1つとなった。この湖を訪れる人々は青空が地面に降りてきたような風景を楽しめる。


 ハルズルフニー・フブ湖

 元朝秘史に3回も記述されているハルズルフニー・フブ湖はヘンティー県ツェンヘルマンダル郡から35kmへハルズルフ山の南側に位置する。海抜1600mの高度にある。この 湖の岸辺にはチンギス・ハーン誕生840周年の記念碑がある。フフ湖に向かう途中で写真を撮らざるを得えないほど美しい風景に出会う。湖の岸辺沿って、モンゴル帝国のハーンたちの木彫りが展示されている。フフ湖が沼に囲まれているので、岸辺にそれほど近づけない。そのため、その近く建て台に上がり、湖を間近から見ることができる。


 ボイル湖

 ドルノド県ハルハゴル郡から北西へ65 ㎞に位置する砂で囲まれた淡水湖である。モンゴルの東部地域における湖の中で最も大きなのはブイル湖で、面積は615平方㎞、平均水深は6~10m、最も深い所の水深は10~50m。

 南岸には、波によって形成された高さ3〜5mの砂ダムがあり、その間に小さな湖も形成されている。ハルハ川がブイル湖に流れ込み、オルチョン川が流出する。ボイル湖の岸辺に沿って柳などが密生している。ボイル湖に魚が多く生息して、周辺の住民が漁業を営む。この湖ヘ旅行 する観光客が湖の岸辺から夕暮れの絶景を見るのに最適。


 淡水が豊かなフイシーンナイマン湖

 ウブルハンガイ県オヤンガ郡、ハンガイ山脈の西部に位置するシレート、ハリウト、ブガット、ハ ヤ、フイス、オノン、トゥルー、バヤンウルの8つの湖をフイシーンナイマン湖と呼ぶ。豊かな淡水資源を有するこのユニークな自然形成の場所は火山の噴火、構造運動や沈下によってできたとみなされる。

 また、湖の周辺にはオルトジャルギーン、ドビーントコーなどいくつかの死火山のクレーターがあり、カバノキやカラマツなどの針葉樹が主に植える山々で囲まれている。ここに18種の哺乳類、39種の鳥が生息しており、多種類の希少薬用植物が植える。フイシーンナイマン湖は1995年に特別保護区に指定された。この 湖へ主に乗馬で行く。湖の北部は火山岩や草原に囲ま れ、オオカミ、アカシカ、イノシ シ、マーモット、リスなどの動物が 生息する。