ガンエルデネ文化大使・芸術家の「永遠なる蒼天に」展が開幕
社会
(ウランバートル市、2026年4月17日、国営モンツァメ通信社)モンゴル・ドイツ両国の教育分野における協力100周年を記念し、モンゴル国文化大使で芸術家のツェンド・ガンエルデネ氏による個展「ムンフ・テンゲルト(永遠なる蒼天に)」が2026年5月8日〜6月13日に、チンギス・ハーン国立博物館で開催される。
ガンエルデネ氏は、2001年にモンゴル国立文化芸術大学附属美術大学を卒業後、2010年にドイツのミュンスター芸術アカデミーを修了した。現在はウランバートルとドイツのミュンスターを拠点に活動を展開している。
2022年よりモンゴル国文化大使を務める同氏の作品は、天と地の間に広がる空間、自然と人類の相互依存関係、さらには抽象と現実の境界にある哲学的概念を表現しているのが特徴である。作品の主要なテーマは、草原の根源的な遺産や遊牧文化、そして静寂な環境が据えられている。

作品名:『テンゲリーン・マイハン(空のテント)』
ガンエルデネ氏の芸術観によれば、「人間は同時に二つの空間に存在する」という。一つは肉体が存在する現実世界であり、もう一つは精神や想像、信仰、そして記憶から成る内なる世界である。この内なる存在は、水面や影に映し出される際、その「リフレクション」という実体のない性質を通じて、直感や精神の深淵な次元を白日の下にさらけ出す。

作品名:『ハールガ(ドア)』
2009年以降、ガンエルデネ氏の作品においては「リフレクション」という概念が中心的な位置を占めるようになった。これは人間の内面的な思考や信念、希望などを現実世界と結びつけて表現するものである。これにより、抽象的に存在する内なる世界を「デーデ・テンゲル(蒼天)」の思想と調和させ、人間の存在の本質を、絶え間なく流れる時間や永遠性、そして古代モンゴル人のテングリ思想と結びつけて描き出している。こうした創作スタイルを主軸とした個展「サルヒンド・ヒッセン・ハムフリーン・ウゲ(風に舞う回転草の言葉)」は、2023年夏に開催され、モンゴルの観客に披露された。

作品名:『ハローリン・ツァムハグ(ものみの塔)』
同氏の作品は、ドイツのArt Karlsruheに10年以上にわたり出展されており、Museum Burg Vischering、Art Collection Henkell、VHV Holding Group、イタリアのArt Collection Benettonなどのコレクションに収蔵されている。
また、これまでに200回以上の個展および共同展をドイツの権威ある美術館やギャラリーをはじめ、ニューヨークのUN Headquarters、KIAF Korea、SCOPE Basel International Art Fairなどで開催した。オランダ、デンマーク、韓国、コソボ、モンゴルなどの著名な美術館やギャラリーでの展示を成功させてきた。創作活動を通じて、ドイツ国内の国際的に権威ある賞も複数受賞している。

なお、今回の「永遠なる蒼天に」展で、国営モンツァメ通信社がメディアパートナーを務めている。