家畜由来の廃棄物で肥料生産

社会
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2021-09-29 12:19:15

 ウランバートル市庁は国内3つの会社と協力契約を結び、家畜由来の廃棄物による堆肥肥料の生産を開始した。この3つの会社の1社であるMPCT社は年間1万2000㌧の肥料生産能力を持っている。一方、「エコタイヒ」社は生産肥料を使用し、10種以上の植物や野菜の栽培試験を実施している。

 堆肥肥料は家畜の落ち葉や糞などの有機物を微生物で腐熟させたもの。他の肥料に比べ、腐植土、つま り有機分子化合物の含有量が多く、植物に栄養素を与える期間も長い。また、土壌構造や肥沃に良い影響を与える。堆肥肥料は最終的に出来上がるまで5~6ヶ月がかかる。ソンギノハイルハン区に位置するエメールト屠殺場がこの堆肥肥料の原料となる家畜の廃棄物を供給する。この屠殺場における大量の廃棄物の発生、投棄、これによる土壌汚染等は大問題だった。従って、UB市 の関連組織はその廃棄物の投棄、屠殺場の組織化、捨て場、定期的な輸送などの措置を実施した結果、家畜由来の廃棄物による問題が解決されてきた。