国際認証「エッジ」取得、モンゴル初の個人住宅

社会
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2021-10-26 10:01:33

 10月13日、ウランバート市バヤンゴル区で、「サクラ・プロパティ」株式会社が建築した個人住宅が、国際金融公社(IFC)の国際認証「エッジ(EDGE)」を取得した。グリーンビル認証システム「エッジ(EDGE)」(Excellence in Design for Greater Efficiencies)はエネルギー、水の利用、使用建築材料との3つの評価項目に基づき、世界銀行(WB)、IFCの導入により、世界約150ヵ国で実施されるグリーンビル、建築物の認証である。

 これにより国際的に認められた、自然環境にやさしいグリーンビルの国際認証を取得したモンゴル初の住宅となった。 

エッジ認証を受けたこの住宅はエッジの102条件を満たし、水消費量を27%、建築材料を42%、エネルギーの消費量を57%節約でき、認証レベルでは上級(Advanced)レベルとなった。この住宅は70平方メートルにわたる2階建ての木造建築で、住宅に設置された5KWの太陽光発電パネルは電力消費量の55%を供給するという。また、水の節約設備が設置され、鉄筋コンクリート、レンガなど、製造に大量のエネルギーが使用される建築材料を避けたことなどはグリーンビル認証取得へ重要な役割を果たした。 

 この個人住宅はドイツ政府、スイス開発協力機構(SDC)、ウランバートル市役所の共同で実施されているドイツ国際協力公社GIZの「モンゴルにおける建設のエネルギー使用の効率化」プロジェクトの一環でモンゴル銀行協会、モンゴル持続可能な金融協会がこの住宅を建築した。エッジ認証の授与式にはヨロン・ロゾンベルグ在モンゴルドイツ国大使、モンゴルにおける建設のエネルギー使用の効率化」プロジェクトのドニア・ホフマン担当者、E.ゾルボー建設都市開発副大臣らが参加した。