モンゴル銀行、政策金利の引き下げ金利12%の効果、4期後から出るか?
経済
記者会見の中で、B.バヤルダワ-通貨政策局長は「金利の引き上げの 際、経済が安定期に戻る時は政策金利を引き下げる、との約束があった」と述べ、「政策金利の引き下げに至った理由はいくつかある」とし た。「主な要因は、財政政策であ り、中長期債務安定化に向けて法的 整備が進んだからだ」と説明。その 半面、収支均衡即ち対外均衡の負担 軽減に繋がった、とした。つまり、 銅の国際相場が300~500米㌦上昇 と、中国の経済成長率が6.7%、ロシ アの成長率も0.7%プラスがあった
ことも政策金利引き下げの要因とし た。モンゴル銀は、引き下げ措置は 連鎖的に国債の利子や預金の利息も 下がる可能性がある、と指摘した上 で、貸付利率の低下に繋がることへ の期待があるとした。さらに、この 措置で中期的にインフレ率も安定維 持できるとしている。加えて、長期 的には、財政赤字額が縮小される見
通しとした。赤字率は2017年度に9.5 %、2018年に6%、2019年に5%まで 減るという。 一方、モンゴル銀は、この措置の 波及効果が4期後から市場に現れるほ か、貸付利率の低減は鉱業やほかの 産業分野に対する投資誘発に繋がる 一方で、不良債務減少への良い働き になるという考えを示している。