全労連:賃上げ50%以上を要請
経済
モンゴル労働組合連合会(全労連)は10月5日、2023年の国家予算法案の審議入りにあたり、記者会見を開き、賃上げを求めた。
S. エルデネバト会長は「政府は『社会福祉から労働へ移行』を呼び掛けている。この際に、賃金を他 の視点から見直し、大幅に引き上げる必要がある」とし、「国民の購買力をインフレ率と比較すれば2021年に13%、2022 年に17.5%がそれぞれ低下しており、来年この割合はさらに増える傾向である。これまでインフレ率を追い込むように対応してきたが、これを根本的に変える必要がある」
とした。同氏は物価上昇による賃金引き上げの割合については、「モンゴル人の平均賃金は450米㌦程度だったが、現在は400米㌦で、40~50米㌦も下がっている。したがって、購買力を具体的に維持したいのであれば、賃金を最低50%引き上げる必要がある」と述 べた。