鉱業取引所の取引活性化
経済
(ウランバートル市、2025年5月20日、国営モンツァメ通信社)B.ジャブハラン財務大臣は、鉱業取引所での取引における主要な買い手側の代表と会談した。
会談では、「鉱産物取引所法」の改正案および現下の市場環境について説明が行われた。ジャブハラン財務大臣は、「鉱業取引所法の制定により、石炭を統一的な市場メカニズムを通じて取引する体制が整備され、国家財政の歳入増に寄与するとともに、官民パートナーシップの深化にもつながった。一方で、国際市況の変動により石炭価格が下落し、鉱業取引所における流動性と取引量が減少傾向にあるとし、政府としては、輸出の拡大と経済の構造的強化を図る方針を示している。また、すべての国民が天然資源の恩恵を享受できるよう、包摂的な資源配分の仕組みを構築することを目指している」とした上で、具体的施策として、長年停滞していたガショーンソハイト・ガンツモド間の国境横断鉄道の建設事業を再始動したことに触れ、さらに今後、シヴェーヒュレン・セヘー、ハンギ・マンダルなどの他の戦略的輸出拠点も段階的に鉄道網に接続する環境が整っている」と述べた。
一方、買い手側の代表は、石炭価格の下落や不透明な要因によって生じた現在の状況について説明し、今後、鉱業取引所での取引をさらに活性化させるための取り組みについて意見を交わした。