60年後、フィギュアスケートが復活した!

スポーツ
bolormaa@montsame.gov.mn
2022-08-05 12:22:51


「先生!このように足を上げますか」、「先生!もう一度、滑りたい」と子どもたちが声を上げる。クラシック音楽のリズムに合わせてゆっくりと足を上げる子どもたちの光景がステップ・アリーナで見られる。

1962年、モンゴルで最初のフィギュアスケートのD.ツォルモン教師は、711歳の30人以上の子どもたちにローラー・スケートのレッスンを教えた。それ以来、60年後、国際的なアイススケートリンクでモンゴルを代表するフィギュアスケート選手であるガンフス・マラルエルデネ先生は、ステップ・アリーナの招待でフィギュアスケートのトレーニングを教えている。722日に、彼女は日本から帰国後、すぐにトレーニングを教え始めた。トレーニングに435歳の50人以上が登録している。トレーニングは週に3日、一回は90分間で、2週間コースだ。

ステッぺ・アリーナのO.ズルベル広報担当者は「モンゴルにはフィギュアスケートを教えるプロの教師、アスリート、スペシャリストはいない。しかし、フィギュアスケーターのG.マラルエルデンさんは日本の中京大学大学院でスポーツ科学を専攻しており、そしてフィギュアスケート選手として活躍している適任者である。このトレーニング・コースには年齢制限はない。最年少は4歳である。トレーニングに参加する前に最初は基礎的な滑りのテストがあった」と述べた。


マラルエルデネ先生は「母国モンゴルでスケートトレーニングをしたいという内緒の願望があった。その希望を持って帰国した。ステップ・アリーナを初めて見たときはとても嬉しかった。母国には近代的な設備と滑る氷があり、品質は国際基準に劣らない素敵な施設ができていてうれしい。何よりも、フィギュアスケートの基本的なテクニックや要素を教えたいという強い願望があった。短時間だけで、トレーニングが大成功を収めることを願っている。モンゴルでフィギュアスケートの発展のためには、人口350万人で、少なくとも1万人の子どもがこのスポーツを練習する必要がある。地域や地方大会を定期的に開催し、そこから優れたアスリートが生まれる。そのマネジメント全体が良ければ、オリンピック選手を生み出すことができる。財政的及び政府の支援なしにこのスポーツで成功を収めることは非常に難しい」と強調した。続いて彼女は「これが私の夢だ。モンゴルで唯一のフィギュアスケート選手だったが、次世代の新しいアスリー

トを育成したいと思っている。すべての経験を教えたい。このスポーツをさらに発展させたいと思っている」と意欲を示した。

彼女は5歳の時から日本に住んでいる。小学校2年生の時、週に2回スケートトレーニングに通っていた。5年生からプロクラブに加入し、それ以来、フィギュアスケート選手の道を歩み始めた。彼女はオリンピック銀メダリストの浅田真央元フィギュアスケート選手がプロデュースするアイスショーなどにメンバーとして参加し、2018年から2021年までに日本全国を周り、204回のリンクを舞った。マラルエルデネ選手は、2019年に、ロシアのクラスノヤルスクで開催された第29回冬季ユニバーシアードの女子シングルに出場したことが、モンゴルが国際的に有名なフィギュアスケート競技に出場する初めてのこととなった。



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