第23回アジア物理オリンピック
社会5月22~30日、オフナー・フレルスフ大統領の後援の下、「モンゴル訪問年」の枠で第23回アジア物理オリンピックがウランバートル市で開催される。
同オリンピック大会は第1回が2000年にインドネシアで、モンゴルでは15年前に開催された。
大会の開会式にオフナー・フレルスフ大統領は「私たちモンゴル人は長い歴史の中で科学を尊重し、知性と知恵の科学者や賢者を尊敬してきた国民である。 そのため、各国の優秀な学生が科学的に競争し、学術分野で出会い、知識と経験を交換するアジア物理オリンピックが、今年はモンゴル大統領の後援の下、モンゴルで開催されている。各オリンピックの目的は若者を科学に夢中にさせ、国の発展を導く指導者を育成することである。アジア大陸の発展に貢献する将来のリーダー、名を残す科学者、人類の知識基盤を豊かにする研究者が皆さんの中にいると期待している」と挨拶を行い、オリンピックを成功裏に終えるよう祈願した。
また、エンフアムガラン教育科学大臣は開会式の際に同オリンピックの開催国として物理教育の質を評価し、物理学の才能を持つ子どもたちや若者を奨励し、専門的に進歩する機会を与え、地域の文化的多様性について学び、モンゴルの伝統を宣伝し、国際社会における立場を強化するには重要であることを指摘した。
さらに、第23回アジア物理オリンピックの主催国であるモンゴルの科学者により作られた実験装置を300以上の学校が使用し、600以上の学校に物理学設備が提供されることを伝えた。
同オリンピックに27ヶ国、そのうち国内の2つのチームが参加する。国内でアジア物理オリンピックを開催することにより、
・物理学を普及
・アジア諸国における物理学の 発展水準、学生の知識や能力 を確認
・モンゴル物理学分野の外交関 係を拡大
・国内の物理科学に興味のある研究者をサポートし、国際レベルで競争する機会を与える等のメリットがある。