アイラグ発酵の伝統技術が無形文化遺産として登録
社会
12月11日、コロンビア共和国のボガタ市においてユネスコ第14回無形文化遺産保護委員会の政府間会議が開催され、138ヵ国の1400名余りの代表者が参列した。その際、モンゴルの伝統的馬乳酒であるアイラグ(馬乳酒)発酵の伝統技術と関連の習慣がユネスコ無形文化遺産として登録され
た。
この会議に参加したモンゴル教育文化科学スポーツ大臣Yo.バータルビレグ氏が「アイラグ発酵の伝統技術と関連の習慣を無形文化遺産と選定することを支援してくれた委員会加盟国、書記官事務所、評価機関に対してモンゴル国政府と国民を代表し、謝意を示しております。これから無形文化保護に特別に注意を払い、存在を確保するように、努力していきます」と表明した。
ユネスコの文化担副局長エルネスト・オットーネ氏は、モンゴル国民に感謝の意を表し、成功を祈願した。さらに、他国政府の文化財担当者もモンゴルの代表者を祝福した。モンゴルは2003年に無形文化遺産委員会に加盟以降、以下の計14件が無形文化遺産として登録された。
人類の無形文化遺産
1.モリン・ホール(馬頭琴)伝統音楽芸術 (2008年)
2.モンゴル長唄 (2008年)
3.モンゴルの伝統祭りナーダム (2010年)
4.鷹狩りの習慣(12ヵ国と共通)
5.モンゴル伝統的歌唱法・ホーミー (2010年)
6.モンゴルゲルに関する習慣 (2013年)
7.モンゴルのナックル・ボーン・シューティング (2014年)
ユネスコ緊急保護無形文化遺産
8.モンゴル・トゥーリ(叙事詩)(2009年)
9.モンゴルの伝統的民謡舞踊 (2009年)
10.ツォール伝統音楽(2009年)
11.リンベ長唄民謡の演奏技術・循環呼吸 (2011年)
12.モンゴルの書道 (2013年)
13.ラクダ慰撫儀式 (2015年)
14.モンゴルの声域崇拝にいける伝統的慣行(2017年)