内閣は予算修正案の審議を開始

政治
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2025-06-19 16:47:10

(ウランバートル市、2025年6月19日、国営モンツァメ通信社)新内閣は初閣議を開き、行政の浪費的な支出を削減する目的で予算修正案の審議を開始した。


同修正案により、第一に、合理的で有能な公務員制度を確立する。その際、職務と組織を改善し、管理職と実務職の適切なバランスを確保するとともに、教師と医師を除く国家公務員定数を9%削減する。行政機関の支出を削減し、実施中の事業を緊縮モードで継続し、未実施事業の支出も削減し、有能でデジタル化された行政機関を構築することにより、総額1兆9000億トゥグルグを節約する。国家公務員の定数を削減すると同時に、行政業務のデジタル化や生産性向上のためのイノベーションを導入し、行政サービスの質を低下させない。各省庁の副所長の定数を減らす。国賓の接遇および高官の海外訪問を除く海外出張費などを削減し、各行政機関における修繕費を抑え、軍事機関以外の行政機関の輸送費、燃料費、出張費も削減する。


第二に、契約が未締結の事業に関し、法律に基づいて支出の削減を行う。調達手続きを完全に終了させ、契約が未締結の事業資金を節約対象に含める一方、契約済みの事業資金に手を付けず、合計3282億トゥグルグを節約する。外国の借款および支援に関して、2025年に採択された総額1兆9000億トゥグルグを全額利用するため、資金配分を変更しない。製油所建設、エルデネブレン水力発電所建設、ミレニアム・チャレンジ・コーポレーションによるウランバートル市水供給増強計画などの開発プロジェクトに関して、多額の借款および支援金を活用する。


第三に、予算支出を増加させる分野の法律を見直し、整理する。予算修正において、社会保険基金および福祉基金から支給される年金・手当、児童手当、医薬品・医療用品、教育機関の給食費、国家公務員の給与、退職時の一時金、地方で働く職員への奨励手当など、法律により支出されるべき費用は削減されない。


2026年を「教育促進の年」と宣言したことに対し、新たな幼稚園や学校を建設する法案が策定された。


2025年度国家予算の修正により、統合予算の均衡収入が2兆3000億トゥグルグ減額されて31兆2000億トゥグルグとなり、総支出も2兆3000億トゥグルグ減額されて31兆2000億トゥグルグとなることで、統合予算の収支を赤字なしで維持する方針を引き続き実施する。 


ザンダンシャタル首相は、各閣僚が担当分野の予算内容を把握するよう指示し、今月20日に臨時閣議を開いて、再度協議すると述べた。