モンゴル縦文字が普及するための環境の充実に向けて
教育
1月10日、国営モンツァメ通信社発行の「フムーン・ビチグ」縦文字週刊紙が主催するモンゴル国唯一の「モンゴル縦文字競書大会」の成績発表がモンゴル絵画ギャラリーで行われ、入賞者へ賞状と賞品が贈られた。同日、ロブサンツェレン・エンフアムガラン教育科学大臣、チンバト・ノミン文化大臣がモンゴル語研究者、モンゴル縦文字の教員らと会談した。
モンゴル政府は2025年から国家公務に現在のキリル文字とモンゴル縦文字の同時使用の準備を進める義務を負っている。会談では、モンゴル縦文字がキリル文字同様に普及するための環境の充実に向けて意見交換を行なった。
特に、
1)中国内モンゴル自治区の教員らと交換プログラムを実施する、
2)モンゴル縦文字で出版される書籍への支援、
3)モンゴル縦文字の書籍・新聞専用の図書館、
4)国家・地方公務員にモンゴル縦文字を教える教師の給与とボーナスに係る課題の解決を図ることを教員らが強調した。
さらに、今回の「フムーン・ビチグ」縦文字週刊紙が主催するようなモンゴル縦文字の競書大会だけではなく、今後はモンゴル縦文字の教員の研修やセミナーをより多く開催するよう呼び掛けると全会一致した。