モンゴル国の冬のプレゼント ― 笑い声が響き渡った冬祭り

特集
41@montsame.mn
2018-01-16 09:44:03
 ウランバートル市役所はウランバートル観光局と協力し「ウランバートル冬祭り」をウランバートル国立公園で毎年2月に恒例として開催する。 昨年度の冬祭りは家族向けの協議会と若者に興味深いエクストリームスポーツを紹介し、幅広い範囲で催された。この雪祭りでは、犬ぞり、ミニ動物園、スノーボード、雪上ラグビー、スキー、雪上チェス、氷上のシャガイ弾き(家畜のくるぶしの骨)、氷上アーチェリーなどのイベントに国内外の観光客や市民が参加し、暖かい料理を楽しみながら、民族衣装や旅行用品の展覧会でショッピングもできる。この冬祭りは冬の観光促進に重要な意義がある。この祭りの目標はモンゴルの美しい冬と伝統文化を世界に宣伝し、モンゴルを訪れる観光客を増やし、ブームになっているエクストリームスポーツの普及、国際的な「冬祭り」として広げることである。
 
モンゴルの誇り-鷲祭り


モンゴルのカザフ族の伝統である鷲で狩猟する「鷲祭り」は国の誇りになったイベントの一つ。冬の観光を促進し、遊牧民の伝統的な文化を国内外の人々に伝えるため、毎年3月上旬に開催される。毎年催される「鷲祭り」を1000人余りの観光客が観賞するという。このイベントにはバヤンウルギー県の100人余りの鷹匠が参加し、技を競う。
 



世界的に稀なフタコブ・ラクダの競技


 毎年3月に開催されている「ラクダ祭り」は観光客の関心を引くイベントの一つになっている。昨年、ラクダ祭りを「モンゴルのらくだ-999」冬祭りとして拡大し、1000頭のフタコブ・ラクダ競技が行なわれ、ギネス世界記録に登録された。イベントでは、2歳ラクダのレース、ラクダの博物館、自然名所の旅行、地元の手芸、乳製品の展覧会などが催される。






犬ぞり旅行
 
 犬ぞり旅行はウランバートルから100キロにあるテレルジ国立公園でハスキーの犬ぞりでトール川の氷上を走り、「宝物の洞窟」と「水晶の洞窟」を観賞するほか、美しい自然をたっぷり味わえる。 四輪バギー旅行はテレルジ国立公園で毎週日曜日に開催される。主催者の旅程で、10キロメートルの道を四輪バギーで走る。希望者は4輪バギーの運転経験はなくても、主催者がガイドしてくれる。また、万一の事故防止のために自分が望む保険会社で、1日の傷害保険に加入することができる。
 
 
フブスグル湖の贈り物-“青い真珠”の祭り


 モンゴルの北部にあるフブスグル県で冬の観光を促進する目的で「青い真珠」という国際祭りが開催される。フブスグル湖周辺の自然保護区を旅し、トナカイを飼育するツァータン族の習慣に触れたいという観光客は“青い真珠”の祭りを楽しむのが最適である。この祭りでは、馬そりや犬ぞり、スケート、氷上アーチェリー、氷上のモンゴル相撲など様々なイベントが催される。また、ツァータン族やシャーマンの家を訪れたり、氷で制作されたゲルや彫像などを観賞したりできる。
 
モンゴルのツァガーン・サル (旧暦のお正月)



 冬にもう一つの楽しめる祭りはモンゴルのツァガーン・サル(旧暦のお正月)である。ツァガーン・サルは古代から受け継がれてきた伝統的な国の最大の祭りである。旧暦で春到来を象徴するこの祭りではモンゴル人の特別な習慣、料理、文化に触れることができる。ツァガーン・サルでは親族と交わり、年寄りを尊敬するという大切な慣習がある。




野生動物を観るエコ旅行

 
 ホスタイ山脈特別保護区を旅行しながら、美しい自然のほか鹿、野生馬、マーモットなど希少動物を観る機会もある。
 





 


「スカイリゾート」スキー場


 
 このスキー場はボグドハン山の北側にあり、国際基準を満たしたリゾートである。スキー場ではスキーのほか、そり、スノーボードでスケートすることができる。冬季はすぐに暗くなるが、夜にも楽しめるよ うに照明装置が設置されている。スキー場には、300人収容のレストランやクラブがある。
 
 



ボグドハン山のハイキング

 
 ウランバートルの南部に聳え立つボグドハン山を5つのルートで頂上までハイキングできる。 ウランバートルから最も近い山頂はザイサンという山の上り口から 南にあるバローン・シレート頂上である。一日に1000人余りの旅行者がバローン・シレート頂上へハイキングする。頂上までの距離は4.5キロであり、800~900㍍ごとに休憩所が設置されている。