モンゴル最大の祭日「ツァガーン・サル」 新型コロナウイルス感染対策の中で迎える

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2020-02-24 10:00:49

 旧年を送り新年を迎える「ツァガーン・サル(旧正月)」 は、単に新年を祝う風習ではない。はるか昔から受け継が れてきたモンゴル国民にとっては、特に深い意味のある習慣である。楽しみに待った年に一回しか訪れることのないツァガーン・サルは、家族全員が我が家に帰省して年長者を囲んで祝うものである。

 今年は子年で、元日は2月 24日に当たる。従来、街並みはもっとも活気づいて見え、 商業施設や市場などは商品で溢れるのが恒例だが、今年は世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け、 先週「新型コロナウイルス感染防止」大統領令が発行された。更に、ハルトマー・バト トルガ大統領が2月17日に、 国民に対してツァガーン・サルを幅広く祝賀しないように再び呼び掛けた。大統領は 「新型コロナウイルス感染が発生した国々では年配者が 重病になるケースが多くある。伝統的なツァガーン・ サルで年配者の方々が健やかで平穏に過ごすことを優先に考え、リスクを起こさないよう、最新技術のオンライン挨拶を交わすよう呼 びかける」と述べた。