モンゴル最大の祭日「ツァガーン・サル」 新型コロナウイルス感染対策の中で迎える
モンゴルについて
旧年を送り新年を迎える「ツァガーン・サル(旧正月)」 は、単に新年を祝う風習ではない。はるか昔から受け継が れてきたモンゴル国民にとっては、特に深い意味のある習慣である。楽しみに待った年に一回しか訪れることのないツァガーン・サルは、家族全員が我が家に帰省して年長者を囲んで祝うものである。
今年は子年で、元日は2月
24日に当たる。従来、街並みはもっとも活気づいて見え、
商業施設や市場などは商品で溢れるのが恒例だが、今年は世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け、
先週「新型コロナウイルス感染防止」大統領令が発行された。更に、ハルトマー・バト
トルガ大統領が2月17日に、
国民に対してツァガーン・サルを幅広く祝賀しないように再び呼び掛けた。大統領は
「新型コロナウイルス感染が発生した国々では年配者が
重病になるケースが多くある。伝統的なツァガーン・
サルで年配者の方々が健やかで平穏に過ごすことを優先に考え、リスクを起こさないよう、最新技術のオンライン挨拶を交わすよう呼
びかける」と述べた。