トール高速道路プロジェクトで8基の立体交差点を新設へ

社会
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2025-04-23 15:47:23

(ウランバートル市、2025年4月23日、国営モンツァメ通信社)ウランバートル市の開発を目的とした24のメガプロジェクトの一環として、首都の道路網の拡張・整備を目指すプロジェクトの一つに「トール高速道路」が含まれている。


この高速道路は、ウランバートル市の東側に位置するバヤンズルフ検問所からウランバートル〜ナライハ方面の道路を経て、市の西側、西方各県方面へ分岐する「安全環状交差点」までの全長32㌖・6車線である。都市中心部の交通負荷の軽減、道路交通の効率化、経済成長の支援、市民の時間の節約、そして現代的な基準を備えた道路網の発展は、極めて重要なプロジェクトである。


トール高速道路は、新環状道路の一部であり、8ヵ所に立体交差点、13ヵ所に9870㍍の橋、7ヵ所に370㍍のトンネルをそれぞれ建設される。例えば、バヤンズルフ検問所付近の立体交差点では、市内への進入と市外への出発、そして市の北方向への接続を調整する主要な出入り口を建設する。また、第一環状道路と国立公園前に計画されている多層構造の出入り口では、「Go Mongolia橋(ケーブルステイ橋)」、ボグド山トンネル、そしてフンヌ市と接続し、都市の交通流を外部へとスムーズに誘導できる環境を整える。


ヤールマグーン橋の西側の出入り口部分は、中央道路と接続する道路によって、都市中心部の道路の負荷を均等化する。また、第4火力発電所とナーダムチデーン橋、第一環状道路、ソンスゴロン道路、自動車販売複合施設と接続する部分では、都市への進入・出口の交通流れを調整し、中心部の交通を円滑にするための仕組みを整える。


さらに、都市の西側で各県方面に分岐する安全環状交差点に計画されている立体交差点は、ウランバートル市の縦軸に位置する道路や第一・第二環状道路と接続し、都市を囲む環状道路網の構築を目指している。このプロジェクトの建設工事は2025年から2027年にかけて実施され、業務は国際標準に従って段階的に進められる。